ある日の法話会 後生の一大事①

仏教のこと

ある日の法話会のテーマは「後生の一大事を説明してみよう」でした。
「後生の一大事」って聞かれたことはありますか?

「後生(ごしょう)」とは今生(こんじょう)の次の世界で、死んだ後生まれる世界、
「一大事」とは自分に起こる悪い方の大変な出来事と私は理解しています。

私たちは生きていくために仕方ないにしても、殺生や裏切りをやって、行動にしなくても人を恨む心など心で罪を犯します。
今生で阿弥陀様に救われなければ、因果の道理のとおり、犯した罪により迷いの六道にまた輪廻していってしまいます。それが後生の一大事ということだと私は思っています。

しかし、私は後生と聞くと、遠い何十年先の話だと思ってしまいます。しかし、光雲先生は「後生は今のことなんです。」と仰います。だから阿弥陀さんは「早く聞いて~!」と言っておられると。

我々がとらえにくいこの後生について、どう聴聞していけばいいのかというある方のご質問に対して、光雲先生は、
「こんなに仏法を分かりたいって泣いていたのに、後生のことなんかよりも、恋愛のことなんかにメラメラしている。そっちの方にエネルギーを使っている。仏さんはそこを見ておられるんです。それに南無阿弥陀仏を作るのはすごい大変やったんやから・・・。お目当ては、どんな自分なんや?そこに焦点を当てるんです。」
とお話してくださいました。

(うわーほんまやな、私も後生なんか本当はどーでもいいと思ってる。)つづく

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