仏教に出会ってからの進路

仏教のこと

私の所属していたグループはK大生ばかりなので、教学の知識はすごかったです。講師がこの根拠はどこに書いてありますか?と尋ねると、すっと手が挙がり、「ハイ、何ページの何行目です。」と答えていくのです。(あかん、稗田阿礼(ひえだのあれい)がいっぱいおるぞ、このグループは・・・。ついていかれへん、どうしよ、、こんなレベルでないと信心決定できひんのか?)と思いました。


 でも説かれていることは唯一無二だと感じていて、自分も聞いていけばいけるかもと希望も持てていたし、聞き続けようと思い、時には食事会を楽しんだり、将来の話をしたり、楽しく過ごしていました。仏教に出会い、生きる意味を知った先輩や、同級生たちは医学部に入り直して医師になったり、弁護士になり、親鸞会の特専部に入る人もありました。水を得た魚のごとくイキイキとしている彼らを見て、私もうれしい気持ちでした。

短大の卒業が近づきました、就職しようかなとも思ったのですが、京都で仏法を聞いていたいなと思い、大学の編入試験を受験することにしました。違う大学の3回生に入学することです。2年前、第一志望だったR大学をもう一回受験しました。就職指導がいいのと、学費が少し安い、あと宗教っ気が無かったのも決め手でした。編入試験は論文と面接でした。そんなまだまだマイナーだった編入試験対策をしてくれたのが、聴聞仲間の工学部4回生のY先輩(男性)でした。その先輩はK大の学費さえ免除されていると噂の天才でした。面接練習も何回もしてくれて、短大近くのマクドまでスーパーカブに乗ってきてくれていました。見た目はフォレストガンプの映画の時のトム・ハンクスそっくりです(笑)そんな強力なサポートがあり、もちろん私は合格さしてもらいました。

そして、のちのちこの先輩の行動が私の人生を大きく変えることになります。

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