職場の15歳くらい年上のお姉さまと介護について話していました。
認知症の親御さんの介護が大変だということ。
私の周りにも何人かいらっしゃいます。心身共に、とてもご苦労をされていると思います。
仕事も来て、えらい!!
私がリハビリの仕事(言語聴覚士)をしていた時のことを思い出しながら、接し方について思うことをお伝えしました。
ご家族が介護をされている場合、
・絶対に1人でどうにかしようと思わない⇒必ず自分がつぶれます
・言葉を話さなくても、何もできなくてもただ傍にいるだけでご本人の力になるということを知ってほしい
・言ったそばから忘れていることとかを咎めない
・「そうか、そうか。」と話を聞こう
・待ってあげること(会話でも動作でも)はとても大切、イ~!とならない
・がんばっている自分をほめる⇒だって本当にがんばっているのだから
施設の人とご家族とでは、ご本人の反応が違うときがあります。いつもそうではなくても、たま~にある。
家族が来たと理解していると感じられる時が・・・。
心やさしいご家族さんへ
お父さん、お母さんがお好きだったことは何ですか?
野球?おすもう?編み物かな?それともお料理?園芸、カラオケでしょうか。
実際にもうできなくても、思い出話だけでもいいかもしれません。
編み物など(手続き記憶)は認知症の方でも保たれている場合もあります。
きっと、全部がダメなわけじゃない。
私は患者さんとおすもうの星取表をつけたり、演歌を教えてもらったりしていました。
ある時は1時間ずっとペコちゃんのぺろぺろキャンディーを2人でなめつづけるというのや、延々とシャボン玉をした時もありました。
しくしくと泣き続ける患者さんの話を聞いて終わる日だってありました。
楽しくないと一切やってくれないし、やってくれてそれがリハビリになっていたら、もうけもの!専門家でもうまくいく日、いかない日、色々ある!
ご家族さんは、源左さんが牛のデンに干し草を肩代わりしてもらったように、介護や認知症に詳しい人に頼っていい!それはサボりじゃないと思います。
仏法を聞いている方なら仏縁を願い、「南無阿弥陀仏」ってご本人に耳元で言ってあげる…。
「南無阿弥陀仏!?うるせーや!!」と怒鳴られても、(復唱できたやん、お念仏となえられたやん)とほくそ笑みましょう。
応援しています。私ももうすぐたどる道。
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