死とすれちがう

仏教のこと

そんな無常感が感じられないだらけた私に喝の入れられる出来事が起こりました。2022年7月8日の金曜日のことです。近鉄西大寺駅で安倍元首相が銃撃されてしまいました。銃撃があったちょうど24時間前、私はその場所を通っていました。

また、後からテレビの襲撃直後の映像を見ると、安倍さんが倒れていて、そばで泣きながら「助けてください!お医者様!」と両手を広げて叫んでいるわが町の市長の姿がありました。これは現実なのか、映画なのか・・・、あのいつもにこやかな市長が・・、頭が混乱しました。


もうひとつ衝撃的なことがありました。銃撃現場の近くにクリニックの立体駐車場があるのですが、その時間にお義母さんが車を出庫していたのです。後日、電話でたまたま話すときがあって、「なんかね、車のタイヤがパンクするような音がしたんだけど、帰ってきてテレビを見て、びっくりよ。」と言うんです。「お義母さんそれパンクじゃなくて、銃声音や。もう!立駐の壁、穴開いてるんですよ!」思わず叫びました。よく無事でいてくれた・・・。こ、こわすぎる。さすがにやばい・・・。

だらだら聴聞している私への警告やと受け取りました。それから、法話会にはリアル参加しようと決めました。


この事件はいろいろな方面の問題に一石を投じました。私も彼(容疑者)のような環境なら、実行したかも、それか、自死しただろうか。後日、献花台のそばで次々と花束を持って来る人たちを見ながら、考えていました。

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