素直な人

仏教のこと

前のページで「どうしてこうなったのか分からないけれど」と書きましたが、読み返して曖昧だと思い、この時の自分の気持ちについてもう少し書いてみたいと思います。

仏法のことでなくても、成功=複雑なことが必要、思ってしまうことがありませんか。
なんか難しいことをやるほうが重厚感ある!と思ってしまう。

私はそうでした。信心を頂くために、しっかりご法話を聞かないと、頭に入れないと、自分を見つめないと。
あれこれやりました。阿弥陀様見てください、ほら、どうですか。私がやったんですよ!

しかし、ガラクタばかりですよ。私が集めて阿弥陀様に見てもらってたものは。
これでいいと思って持って行ってました。

答えは知ってる、やり方も善知識から聞いてる。
しかし現実には心境の変わる人と変わらない人がいる。この違いはなんだろう。


あくまで私見ですが、うまくいく要因の一つに「素直さ」があるのではないかな、と思います。

例えば、親が重たい荷物を持っているとする。子どもの私が「持ったる、持ったる!」と張り切ります。
危ないなと思いながらも、親が持たせてみる。実際持ってみたら予想より重くて「重い!無理!返す」となり、自分の力のなさを身をもって思い知ります。親鸞会でよく聞いたお話ですね。

善知識(阿弥陀様)に言われたことを素直にやってみようと思い、実際にやってみる。それが無理な自分が簡単に予想がつくけれど、そんな自分でも阿弥陀様はいいって言ってくれるだろうけれど、今の自分を変えたいなら、そうしてみる。それが自分の気持ちを横に置いて、阿弥陀さまが何とおっしゃっているのか聞くということなのかなと思います。
いくら本当の親でも、病気の子どもと体を代わってあげることはできないのですから。

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