就職、結婚、出産、育児

大学を卒業し、地元奈良で就職しました。忙しくなると、仏法からは遠ざかりました。降誕会と報恩講は富山に参詣していましたが、人生充実したり、忙しくなると仏法は聞けないですね。２５歳で結婚し、２６歳で長男、３３歳で次男が生まれました。

私にとって、育児は想像を超える大変さでした。こんなに大変なら、仕事なんて片手でできるなと思えるくらい。思い通りにいかない子どもを相手に仕事、家事をして。次男の出産後は産後３か月で仕事復帰しなければならず、体も回復していないままで、死ぬかと思いました。両家の家族のサポートがありがたかったです。

今思い返してみると、息子の病気と通園と仕事の都合をつけるのが、大変でした。正社員だったし、ほぼ休めないですし。私の母、義母には本当にお世話になって、頭が上がりません（笑）それでも今でもよくご飯を食べに両家にしょっちゅう行っちゃってますけれど。いつまでも親を頼りにして、、いつまでもおらんのに。

もう一つこの時期に印象に残っている出来事があります。
ある日、息子を小児科に連れて行ったとき、廊下で新生児らしい赤ちゃんを抱いて静かに泣きながら立ち尽くしているお母さんがおられました。
医師と話していて医師が立ち去るところを私は見たのですが、なんでしょう、、母の直感で察することができるんですよね。
（たぶん赤ちゃんに障害か、病気がある（みつかった）・・・。）
何もできない自分がもどかしい。のちの私のキャリアを考える上で一つの重要な場面でした。