オセロの四隅をとる(1)

仏教のこと

心境が変わった後、日常生活の苦しみはどうなるのでしょうか。
今回はそのことについて書いてみたいと思います。

私が感じていることを書くと、例えば「オセロゲームの四隅のマスをとる」という感じかなと思います。
私のコマが黒で、日頃の次々出てくる困りごと、嫌なことなどが白のコマとします。

心境が変わるということは、ルール度返しですが、盤の四隅を黒で先取してしまうのと似ているな、と私は感じています。つまり、日常の悩みはゼロにはならないけれど、ずいぶん軽くしてもらいました。後生の一大事の解決の副産物のようなイメージです。

ラッキーだなと思うことが増えたことと、大難が小難になってくれているな、レジリエンス(バッドニュースに対する自分の心のしなやかさ)が高まっているように思います。以前のとんでもなく悲観的な私が嘘のよう。

ただ、私のコマは真っ黒ではありません。グレーっぽいです。煩悩の仕業で、はっきり黒じゃないといったイメージです。しかし、四隅にコマを置くことができたから、白がどんなに領地を増やそうとしても、逆転するので、生きていくことに対して安心感があります。
(つづく)

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