「今」のとらえ方

私がうつ病がしんどかった頃、主治医の精神科医の先生にこう言われていました。

「今が大事や。今楽しければ、今幸せであるかが大事。１秒楽しい、１分楽しい、１時間楽しい、１日楽しいと、ビーズのようにつないでいったら結果ずっと幸せやろ、どや！そう考えたら。」

（うーん、そうやな、言ってることは分かるんやけど、楽しいことばっかりでは埋まらんやろ。いらん事の方が多いし、ダメージも大きいし）
と、私は心の中で返していました。

一方で光雲先生はこう言われます。

「過去のあの体験を握りしめるのではなくて、「今」のこの自分の気持ち、どうかな、大丈夫かなと確かめていってほしいと思います。なぜなら、今日、明日の命がある保証はないからです。今にでも死んでいけるか確かめていってほしい、臨終に大丈夫じゃなかったとならないために。」

同じ「今」でもとらえ方が２人の先生では全く違うと思いました。精神科の先生はご信心のこと知らないですけれど。仏教を知っている人と知らない人との違いを感じた出来事でした。

ある前提の未来とないかもの未来。
今、世の中には２０２５年７月に大きな災害が起こって日本が沈没するという予言がありますね。
・・・そんなに生きておられるでしょうか。