2016年ごろ長く事務職で勤めていた会社がつぶれました。
何か手に職をつけて働こうかな、と考えていたところ、国から補助金をもらいながら、一部学費に充てて、専門学校に通える制度を発見しました。
前出の赤ちゃんを抱いたお母さんのこととかも思い出して、また、子育ての大変さを知り、女性が生きていくことの大変さを感じていたので、子どもや女性の力になりたいと。
言語聴覚士という職種があるのを知りました。理学療法士と作業療法士とか聞かれたことはありますか。その仲間で、病院でリハビリをする職種です。言語聴覚士はことばとか、飲み込みとか、発音を訓練する医療技術職です。成人と小児をリハビリする仕事があります。
仏法を知っている私が、医療に携わると、説得力のあるリハビリができるのでは、と考えました。特に、お母さんを助けたかったので、小児の分野に進むと決めました。がしかし、もう私は38歳でした。勉強能力も年でだいぶ落ちていましたが、やると決心し、一日に12時間くらいは勉強しました。朝3時に起きて、6時まで勉強し、朝の支度をして子どもを保育園に入れてから学校へ行きます。帰ってきながら夕食の買い物をし、寝かしつけたらまた寝るまで勉強でした。いつもイヤホンでテキストを読んだ自分の声を聴いていました。生理学、内科学、形成外科学、小児科学、精神医学、心理学など医学の分野をほとんど網羅します。人生で一番勉強しました。いくら時間があっても足りない・・・。でも、クラスのみんなもそんな感じでした。
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