病院実習落ちるの巻

仏教のこと

ほどなくして病院実習に行きました。精神科をもつ高齢者ばかりの病院でした。
精神科があるので、牢屋みたいな病室もありましたし、暴れる患者を拘束帯で縛ることも。
先生たちも必死です。ほんとにここ、人間界?と思いました。
現実は厳しいなあと思いました。そしてまた、一般病棟は口を大きく開けたままの寝たきりのお年寄りばかり。

親鸞会ではしっかり自分の目と耳で聴聞しなければ聞法は進んでいかないと聞いていたけれど、そんなレベルはとっくに無理の患者さんばかり。ご家族もなんでこんなんなるまで放っておいたんやろ、と思う始末でした。

早く回復させなあかんと思っていますし・・、だから私の立てる訓練計画はスパルタでした。退院までに本を読めるとか、映画を1本見れるようにとか、その患者さんには無理な訓練計画ばかり。先輩に怒られましたが、私の気持ち(仏法聞けるようにならな、意味ないねん!)を言えるわけもなく、その病院の実習が不合格になりました。

十方衆生が弥陀の本願の相手なのに、病院のベットに置かれている人は除かれていると思いました。だって、親鸞会にいた人ならだれでも知っているあの縦と横の線の横の線、進んでいけるでしょうか。また、知的障害の重い子どもは進んでいけるでしょうか。


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