ある日、キャンパスを歩いていると、「人生の目的って考えたことがありますか?」とチラシを持ったお兄さんに尋ねられます。それが親鸞会の入り口です。死にたいけれど、死ねない状態だった私は当然引っ掛かります。
ー人生に目的があるんや、苦しくても生きなければならない理由があるって?ー
魂レベルでは死にたくなかった私は死なない理由が欲しかったのでしょう。続けて聞きたい気持ちになりました。その大学生のお兄さんはK大生でした。私たちの大学はK大学と結びつきが強く、多くのサークルがK大と合同で、多くの女子たちの彼氏がK大生というのがお決まりパターンでした。ですので、K大付近の部室に通うということは全く抵抗のないことでした。
貸しビルの一室が部室で、内容としては親鸞会の講師の話を聞く、たまに高森会長のビデオご法話を聞く。サラッと書いてますが、内心は「誰このおじいちゃん(高森会長)、何者?」と思っていました。また、富山に参詣をすることも。その当時は、高森会長は全国で出張法話をしていましたので、それに大学ごとにバスで行くといったことでした。これは宗教やなとすぐに分かりましたが、内容に魅かれて続けていました。また、98年ごろです、オウム真理教の事件があった後だったので、親には説明できひんな、とも思いました。そんなジレンマの中聞いていたのでした。
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